夫婦喧嘩を解消するコミュニケーション術

夫婦喧嘩を解消するコミュニケーション術

 

どんなカップルも夫婦喧嘩をします。

喧嘩がきっかけでお互いをより理解できるようになったり、喧嘩をしてもすぐ仲直りできるようなら問題はありませんが、心身にダメージを受けるレベルの夫婦喧嘩は離婚に発展しかねません。二人で完結するなら離婚も問題にならないでしょうが、お子さんや他の家族、仕事への影響もあります。

ここでは喧嘩の原因を紐解き、夫婦喧嘩を解消するコミュニケーション術をお伝えします。

ちょっとした言い合いのはずが罵声が飛び交う怒鳴り合いの喧嘩になったり、手が出る、物を投げるなど過激な喧嘩に発展したり、何日も不機嫌さを撒き散らしたり口を聞かないなど、心身にダメージを感じるような喧嘩をして「離婚」の二文字が頭を過ぎったことはないでしょうか。

実は喧嘩が激しいカップルはとってもパワフルで情熱的です。喧嘩に使うエネルギーを別の物に向けられるようになると創造性豊かな人生に変化する可能性があります。

喧嘩は、表面的には相手の言い分が気に入らないと怒っている状態です。そして相手は間違っていて私の方が正しいという強い思いがあります。私は正しいから、あなたが先に謝ってね、あなたが私が思うように変わってね、とお互いが思っている状態です。

でもその根底には隠された過去の感情が眠っています。その感情に気付かないまま、相手を攻撃するためのコミュニケーションを行なってしまうのです。攻撃性にはいくつか種類があります。あなたやあなたのパートナーのパターンはどれでしょうか。いずれにしてもこれらは怒りを間違った方法で対処していることになります。

 

攻撃性の種類

・暴言、暴力、物を破壊する 熱量の高い熱い攻撃性

・怒りを抑圧しているけれど不機嫌さを撒き散らす一見静かな攻撃性

・無視する 口を聞かない 冷ややかな攻撃性

コミュニケーションを相手を攻撃するために使っていると雪だるま式に喧嘩はエスカレートして行きます。しかも攻撃性は相手にだけ向けられるわけではありません。攻撃性は360度。外側にも内側にも向けられます。ですから相手からの攻撃だけでなく、あなた自身もあなたの攻撃性によって被曝し疲労困憊してしまうのです。

 

ではなぜ喧嘩が生じるのでしょうか。喧嘩のメカニズムをお伝えします。

 

喧嘩が起きるこころの仕組み

表面的にはお互い怒っているように見えますが根底には感情が隠されている、とお伝えしました。

こうした感情はあなたが小さい頃に抑圧し蓋をしてしまった感情です。子どもは全身で感情を感じる存在です。悲しみや痛みなどこころの傷を感じてばかりいると、もうこうした辛い感情を味わいたくないと思うようになります。そして成長の過程で辛い感情を感じるより、抑圧し、感情を感じない自分になっていくことで身を守ろうとします。感じないあなたは、感じるあなたより、何でも早く出来るし賢くてたくましくなったような気にさせます。また感じない事から思考は活発に動くようにな流ので一見冷静で強い自分になったような錯覚に陥ります。そして私は正しい!だってこんなに頑張ってきたのだから、と思う事を許可するようになります。

ですから、あなたの内面にこうした感情が埋れていればいるほど、あなたは喧嘩っ早い人になるか、他の人を支配したりコントロールする人になってしまいます。

喧嘩をする= 他の人を支配したい = 内面にこころの傷がある

これが喧嘩の方程式です。

ここまで喧嘩がなぜ起きるのかお伝えしてきましたが、よく分かったでしょうか。

それでは喧嘩を激減させるために、あなたが取り組めることがあるのでここからは改善策をお伝えしますね。

 

喧嘩を解消するコミュニケーション術

☆こころの傷を解消する

☆歩み寄りのためのコミュニケーションを実践する

1つ目の☆こころの傷を解消する事について説明していきます。

前述の通り、喧嘩の方程式は、

喧嘩をする= 他の人を支配したい = 内面にこころの傷がある

でした。

ですから、逆を辿って根本を解決する事で結果が変化します。

こころの傷を解消する = 他の人に寛容になる = 創造的になる

これが新しい方程式です。

こころの傷を解消するために出来ることとして、必ずしも過去に回帰し辛い感情を延々と感じる必要はありません。そのようなタイプのヒーリングの方法もありますが、GRACE WORKSで行なっているヒーリングでは、基本的にあなたがあなた自身を認識していくことで、役に立たない観念や抑圧された感情を解放します。

役に立たない観念や抑圧された感情を解放されると、あなたの見ている世界が変化します。これまでは知らず知らず痛みのフィルターを通して世界を見ていたのですが、これからは真っさらな状態で世界を見ることが出来ます。

あなたの内面が変化すると、パートナーが変化したように感じられたり、起きている状況に対し対応力が上がるようになります。

自己認識は、ただ頭で知っているレベルとは違います。分かっちゃいるけど嫌なんだよね、これは頭で知っているレベルです。自己認識は自己を俯瞰しながら良し悪しなく認めていく事。(個人セッションやヒーリングセミナーでやり方をお伝えしています)

あなたの中に眠っている抑圧された感情が解放されると、他の人の痛みに寛容になり、共感的に接する事が出来るようになります。自身の経験を通し他の人の痛みを理解できるようになるからです。あなたのエネルギーを喧嘩に使うのではなく二人で新しい創造性のために使っていく事が出来るようになります。

 

2つ目の☆歩み寄りのためのコミュニケーションについてお伝えします。

歩み寄りのコミュニケーションのポイントは感情に目を向けることです!

あなたの感情的な体験を相手に伝えることだったり、相手の感情的な体験を知ることや理解する事が歩み寄りのコミュニケーションです。

私たちの住む社会では、感情的であることより冷静で思考的、論理的である事を良しとされていることから、ほとんどの人は感情にまつわる知識が育まれず感情が未発達状態ですが、少しずつ訓練する事で改善されていきます。

歩み寄りのコミュニケーションのコツ

・あなたの感情的な体験を伝える

・相手の話を傾聴し共感的な態度でいる

・あなたの感情を律する(怒りにまかせて言いたい放題にならない)

・一言言ってやりたい、という誘惑に打ち勝つ

これらは全てあなたのコミュニケーションを改善させる効果のあるものです。

でも身近な存在とのコミュニケーションはこの世で一番難しいものです。

何度でも失敗していいですし、全部完璧に出来るようになる必要はありません。

あなたがあなたらしさを発揮できるようになる事が一番です。

 

GRACE WORKSの基礎講座では、あなたの良さを見つけ良いところを伸ばしていけるようサポートします。