子どもの学校選び、進路の選び方

 

子どもが成長していく過程で親に向けたこんな教訓があります。

「乳児期には肌を離さない

幼児期には手を離さない

少年期には目を離さない

青年期にはこころを離さない」

この教えをこころに留め、学校選びに役立てて欲しいと思います。

乳児期にもし保育園を選ぶようなら、あなたが信頼できる先生との出会いはとても大切です。幼児期の幼稚園選びも基本的には子どもの意思というより、親が幼稚園を信頼できるかどうかがポイントになります。

中学受験、高校受験、大学受験では子どもの意思がはっきりしてきます。家庭の事情や子どもの将来の夢をよく話し合い学校選びをしましょう。

親にできることは、年齢に応じて子離れをしていくことです。子離れが出来ない親は過干渉になったり過保護になって、子どもの進路を妨害しかねません。口の出しすぎ、手の出しすぎは子どものやる気を奪うだけでなくワガママで甘ったれで依存的な人間を生み出してしまいます。

子どもの人生は子どもの人生です。親に出来る事は選択肢をあれこれ見せてあげる事。選ぶのは子ども自身、くらいが良いと思います。(家庭の事情を考慮した上で試してみてください)

さて、親の子離れはどうしたら出来ると思いますか。

親は親自身の感情に向き合う事です。子離れが出来ない人は、子どもを心配する傾向があります。子どもを信頼するのではなく、心配します。心配は誰の気持ちでしょう。親が自分の気持ちを感じられ、感情面で成熟していると、親が子どもに依存しなくなります。心配し続けている親は子どもの存在に依存している状態です。子どもにはとても負担だし重荷に感じる事でしょう。

肌から離れ、手から離れ、見える範囲から離れても、こころのつながりのある親子は人としてお互いを尊重した関係を保つことができます。

子どもが離れる時は寂しいものです。その寂しさを子どもに押し付けるのではなく、あなたの感情として感じられる大人になれるといいですよね。