子どものやる気スイッチはどこにあるの?
子どもが学童期になると、親として気になるのが「子どものやる気スイッチ」ではないでしょうか。
ここでは、塾の先生が教える勉強のやる気スイッチではなく、子どもが本来の自分を生きるためのやる気スイッチについてお伝えします。
・勉強しないで遊んでばかり
・部屋にこもっていて何をしているか分からない
・ゲームばかりしている
ついつい「勉強しなさーーい!」と命令口調で言ってはいませんか?
子どもは「今やろうと思っていたのに」「先に言うからやる気がなくなるんだ」と文句タラタラ言いながら、やりたくないスイッチがオンになった状態で勉強をすることに、、、。
これでは勉強が嫌いになってしまいかねません。
子どものやりたくないスイッチは、親の命令、警告、義務付け、脅迫、説教、助言、忠告、論理的な説得、批判、非難、悪口、侮辱、期待など日々の子どもとのコミュニケーションの中に潜んでいます。
ついつい言いすぎてしまう方は、感情を律することを練習しながら親として忍耐を学びたいところです。言いすぎる原因は感情が溜まっている事と、言ってしまう習慣によるところが大きいので少しづつ変化していけるといいですよね!
では本題の、子どもが本来の自分を生きるためのスイッチの入れ方についてお伝えします。
人は好きな事、興味関心のあるもの、心地いい感覚を通して自分らしさを追求します。大人が子どもに出来ることは出来るだけ選択肢と可能性を見せてあげること。選ぶのは子ども自身です。
子どもが興味を持ったものには、黒子に徹して付かず離れず程よい距離感でサポートしましょう。
子どもは、
・自分で選び
・自分で考え
・自分で体験して
・自分で責任を持つ
事を通して、健全に自立して行きます。
自分軸でしっかりと物事を捉えるようになり、芯のある人に成長します。
この体験を小さい頃からたくさん出来た子どもは人生のスイッチがオンになっているけれど疲れたり不満を持つ事がありません。自分のペースで休む事も自然と覚えて行きます。
言いすぎてしまう、手を出しすぎてしまうお母さんは、
・お母さんが選び
・お母さんが考え
・お母さんが命令をして無理やりやらせ
・お母さんがきっと何とかしてくれる
自分で考えられない、自分のすきが分からない、自分らしさがない、他人軸の子どもを育ててしまいます。素直で真面目、優しい子どもほどお母さんを喜ばせたくて無理をしてしまいます。一度やりたくないスイッチがオンになると、やる気スイッチがオンになるまで時間がかかる場合があります。
最後に、子どものやる気スイッチだけでなく、あなたの人生のやる気スイッチはオンになっていますか?
もしあなた自身が一人の人としてやる気スイッチが入っていないのだとしたら、あなた自身を見直すところからスタートしましょうね。